盲導犬について
1、活躍する盲導犬
情報の80%は視覚から得られ、社会的活動の参加・自立をめざす視覚障害者にとって、盲導犬と共に人の手を借りずにいつでもどこにでも一人で歩行できることで、その障害の50%は取り除かれると言われています。
2、盲導犬の一生
繁殖家により優れた資質をもった盲導犬候補犬が誕生。その後パピーウオーカー(里親・一般家庭)により約1年間愛情一杯に、健康的に育成されます。そして候補犬は各協会(訓練所)で各種の訓練を2〜6ヶ月間受け、盲導犬育成会などを通じて希望者とともに合宿訓練期間(約1ヶ月、習得する命令用語約30語、歩行距離約120km)を経て合格した候補犬だけが盲導犬として活動を開始します。その後活動を終えた盲導犬の多くは一般家庭(ボランティア)に引き取られて余生を送ります。
3、盲導犬の普及状況
先進諸国と比較して日本の普及は著しく低く遅れています、人口と比較して みて下さい。
日本1,100頭、アメリカ10,000頭、イギリス4,700頭、ドイツ1,500頭
4、普及を阻害する要因
1頭約200〜300万円と高額なこと、視覚障害者の方が盲導犬取得に関する情報を得にくいことなどがその要因となっています。